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どうも、gtbowlです。
ニートになってよかったことは好きなタイミングでゲームができることです。

今回はsteam発のインディーゲーム、『溶鉄のマルフーシャ』の感想です。ネタバレとかガンガンありで書いていきます。






ゲームについて





舞台は荒廃したディストピア世界。迫りくる機械兵団から国境を守るため、衛兵の少女マルフーシャは戦場へと赴く。
数々の危機を乗り越えた先に少女を待ち受ける結末とは————————

フレンドから『Don't Starve Together』とのトレードでもらった本作。
初見時、ディストピア+銃火器+美少女というみんな大好きな要素が盛り込まれた、ありがちなアクションゲーかなという失礼極まりない偏見を抱いていた私は、初プレイ時に度肝を抜かれることとなりました。

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ディストピアで銃火器で美少女な最高のゲーム。


以下では私が感じたこの作品の激アツなところ気になったところを挙げたうえで、このレビューを見てくださっている訪問者様に購入を強要していこうと思います。



激アツポイント

時間が溶ける

とにかく周回プレイのしやすさがえげつない。
これは初プレイ時の所感なんですが、ゲームが超良い意味で粗削りなんですよね。
とにかくゲームテンポが良く、システムや操作が単純でゲームの「プレイしやすさ」が物凄い

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敵をシバく⇒お給金で強化⇒再び戦場への超シンプルローテ


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左右移動とリロードと発砲のみのカンタン操作


しかし、ゲーム性が薄いわけでは決してなく、ちゃんとゲームとしての面白さも担保されているのが本作のすごいところ。
ステータスを強化する/武器を持つ/仲間を増やす/防衛施設を増やす/ワンちゃんを飼うなどの多彩な選択肢の中から、出たカードによって戦い方を決めるデッキビルド的な面白さに病みつきになることでしょう。
極めたショットガンは、リロード不要でファイアレートがクソ高いバースト銃みたいになって爽快です。

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ステータスか武器か仲間か施設か。空爆や電熱砲などそれぞれの強化も多種多様。


かてて加えて、ストーリーモードにはクリア時の仲間に応じていくつかのエンディング分岐が存在しています。
画像は伏せておきますが、仲間として共に戦った女の子ごとにエンディングが用意されているのでモチベの上昇がとどまるところを知りません

以上のように、このゲームはシンプルゆえに何度も遊んでしまいたくなる作品だなと思いました。
一周あたりの時間もそんなにかからないゆえに
「もう一周くらいいけるんちゃうか~?」
という思いがクリアするたびに湧き出てきて、一時間が二秒になります

本当にニートで良かった



女の子がかわいい

ドット絵のクオリティが半端じゃないです。
戦闘中はもちろん、会話パートの立ち絵差分も豊富で、仲間キャラのLvアップ時には専用のミニアニメーションが用意されているほどの凝りよう。

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自作パネルでゲームの説明をしてくれる監査官。かわいい。


ですが私が最も注目したいのは戦闘シーンの合間に挟まる宿舎パート
ここでは選んだ施設に応じてステータスのパラメータを無条件で少し強化できるのですが、ここで使用されている絵が本当に素晴らしい。

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宿舎は配給機、冷蔵庫、シャワーから選択。


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それぞれの施設でキャラクターが独自の反応を見せる。


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シャワーでは実際に入浴してくれるぞ!!!!!!!!!!!!


上記のような本当に多彩なドット絵ですが、なんと登場人物8キャラ全員に用意されていて、それぞれがキャラクターにあった独自の反応を見せてくれます(言わずもがなシャワーシーンも然り)。
冷蔵庫の飲み物も得意な子は落ち着いて飲みますが、苦手な子は目をつぶってしまうなどなど。

この絵の数は正直、インディーゲームにしては破格の分量だと思います。
絵だけで値段分の元が余裕で取れるレベルといっても全く過言ではないです。





ちなみに僕はビオンちゃんライカちゃんが好き。


気になったところ

物語が完結しない

別に悪い所というわけでは全然ないのですが、物語が完結しません。
本作は起承転結の「起」でしかなく、主人公マルフーシャの生い立ちのみが語られているという印象を受けました。

ですがここで言いたいのは、物語のボリュームがないというわけでは決してなく、あくまで続編を匂わせる終わり方であるということです。
広げられそうな設定や伏線も結構あります。キャラクター同士の関係性ももっと掘り下げられそうです。
つまり、続編が確実に出ます(多分)。

気になった点として挙げましたが、物語面において本作への不満は一切ありません。
むしろこういう前日譚ですよというスタンスを取った作品は個人的には大好きです。
あのオーバーなFPSも1は再集結までしか語られてませんしね。



リロードのモーションがない

これもマイナスポイントというよりも個人的なわがままなのですが、銃火器のリロードには専用モーションがありません。
リロードはぼっ立ち状態で音のみが流れるという表現になっています。

女の子が銃火器をリロードしてる姿にそこはかとなく良さを感じるため、「そこガチャコン欲しかったなー」とリロードの度に思ってしまいました。
キャラごと+武器ごととなるとエゲツい作業量になりそうなので仕方ないのではありますが。



まとめ

マジで面白かったです。個人的に星5中4.0くらいは固いです。

特におすすめしたい人は、

女の子が銃火器持って荒廃世界で戦うのが好きな人
ステータス強化しながら徐々に難しくなるステージを攻略したい人
細かいこと考えず爽快感を味わいたい人
かわいい女の子にシャワーを浴びてほしい人

つまり全人類におすすめの一本なんですよね。

あなたの手元にあるその790円はあなたの未来に莫大な影響を与えますか?
今ちゃんと労働しているのならその心配はほとんどないことでしょう。
ならばぜひ買ってみてください。
現実離れしたディストピア世界が、銃火器が、美少女が、社会に疲弊した心を癒してくれることでしょう。
アートブック込みでも1000円以下とこの世のものとは思えないくらい安いので、ご興味がある方はぜひぜひお買い求めを!

それではまた!!



しつこくsteamのリンクを貼るニート。